
法改正情報ではありませんが、第11回環境社会検定試験の受験申込みが、昨日(平成23年10月4日)から始まりました。東京商工会議所が主催している環境問題に関する検定試験であり、通称eco検定と呼ばれているものです。
21世紀は環境の世紀とも言われていますが、今年の夏は東日本大震災の影響により企業に節電が要請されました。eco検定は、その節電の推進に寄与できたのではないかと注目されているようです。
受験する社員の多い企業からは、
- ISOのマネジメントプログラムの浸透に有効である
- 環境配慮型商品の開発に役立っている
- リサイクルやエネルギー節約により収益向上に結びついている
- 環境への取り組みについて社員のモチベーションが高まった
などと評価する声もあるようです。
試験は、毎年7月と12月に実施され、自然環境、社会・経済との関係、時事問題など、幅広い分野の環境問題に関する基礎知識が問われます。試験の点数は100点満点中70点以上とれば合格で、合格率は70%弱です。
合格者は「エコピープル」として認定されます。
受験者の業種別では、平成22年度までの試験で、製造業(22%)、サービス業(15%)、情報通信・ソフトウェア業(10%)の順ですが、職種別に見ると、営業・販売が33%、次いで製造が13%、環境関連が11%と続いています。
企業にとって、環境経営の取り組みが社会的な使命となってきているだけに、eco検定は、今後さらに活用すべき制度であると思われます。
● 東京商工会議所検定センター
http://www.kentei.org/eco/
● eco-people.jp(エコピープルサポートホームページ)
http://www.eco-people.jp/