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HSBC香港での法人口座開設のコツ

今までの実績から、当事務所ご紹介のお客様は、審査の際に一定の優遇を受けられるので、HSBC香港の法人口座開設率は現在まで100%ですが、やはり年々厳しさが増していることは否めません。開設の可能性を高めるには、当たり前のことも含め、下記のことに留意する必要があります。

  1. 暑くても審査当日は、スーツにネクタイ着用
    銀行では、法人口座開設はビジネスにおいて重要な手続きと考えているため、当日の身なりについては、本気度を見るために厳しくチェックをします。このときにラフな格好で来ますと、銀行側は審査を舐めていると判断するので、とてもマイナスになります。
  2. 審査当日は、忘れ物や遅刻は厳禁
    日本は比較的審査が厳しくないので、中には、法人口座を開設してあげる、という意識の方がいらっしゃいます。しかし、外国ではお客様であっても対等と考えるため、考えの甘さや手続き上の不備があると事務的に拒否することも不思議ではありません。融資の審査を通すくらいの心構えで受けた方が良いです。
  3. 事業計画書は英文も用意する
    少し前までは、日本語で作成したものでも内容がよければ、英文でないことを問題にしませんでしたが、最近は、要約書でも良いので英文の書面を付けることを求められます。現在は過渡期と思われますが、いずれ英文で作成しないと審査が受けられなくなるかも知れません。
  4. 商品又はサービスのサンプル、パンフレット等は、気をつけて用意する。
    事業内容や事業計画の裏づけを確認するため、事業を行っていることがわかるものを求められるケースが増えています。同業他社の例ですが、お茶の輸出入販売の内容で事業を計画して、サンプルとして茶葉を提出したのですが、市販の安いお茶だったため、質が悪いので事業は成功しないと判断され、審査に落ちたという話が伝わっております。彼らは、思った以上にちゃんと審査をしますので、形だけサンプルを提出すればいいというものではありません。しかもHSBCは、一度審査に落ちた会社は、強いコネがない限りは、二度と審査を受けさせてはもらえません。詰めの甘さで審査に落ちることのないように準備はしないといけません。
  5. HSBC netに申し込みをする。
    最近、HSBCが力を入れているサービスにHSBC netというセキュリティーサビービスの加入があります。常に口座の中に50000HKD以上の預金がなければ、毎月維持費が350HKD取られるというものですが、加入してもらえると長期的にHSBCを利用してもらえることが見込めるので、事前に加入の意思を伝えると審査結果に有利に働きます。
  6. 事業内容に注意をする。
    少なからず香港政府の意向が汲み取られるため、事業内容によって審査に有利不利があります。1.資産運用が絡むもの(マネーロンダリングを警戒される)、2.経営コンサルタント業(内容がわかりにくいので敬遠される)、3.環境ビジネス(環境問題は政府の政策も絡むので外国の企業の参入は望まれていない)、に関しては審査が厳しくなるので、事業計画書に盛り込まない方が無難です。逆に審査が通りやすい事業は次の内容です。1.香港を経由して行う貿易業。理由としては、香港に口座を開設することが自然で、かつ商品の販売で売り上げを作るため、ビジネスモデルとしてもシンプルでわかりやすいので、最も銀行に好まれます。2.ソフトウェア開発などのIT事業。こちらはグローバルに展開することがよくあるため、香港での口座開設の件数も多いので、通りやすい業種の1つです。
  7. HSBCに個人口座を持たない中国人は、会社の取締役や株主に含めない。
    中国人(香港人)は、中国人を世界で一番信用していません。ですので、同じ国の仲間がいた方がいいだろう、と安易に考えて含めてしまうと、それが理由で審査に落ちることもあります。現地の者に言わせると、オーバーな表現で言っているのかも知れませんが、100万倍難しくなるそうです。
海外での法人口座開設は、昔のように簡単ではなくなってきております。上記の内容をご参考に法人口座開設の審査に望んでください。